例大祭グッズ（平成２年度）

^{信州山形村小坂諏訪神社祭青年会}

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～～～平成２年度例大祭グッズ～～～

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★★ 氏子のしおり ★★

　　　初年度よりさらに『祭』について多くのことを知ってもらいたい、との思いで２冊目を発行することに。
　　　表紙を厚紙に変更し、より冊子らしく仕上がっています。構成も大幅に変更し、去年に比べ内容が充実しています。
　　　この年より小坂諏訪神社では『浦安の舞』の奉納が始まり、その経緯が冒頭に記載されています。（下記本文あり）
　　　また、２１世紀の小坂諏訪神社祭典と青年会等の未来予想や、
　　　境内に祀られている神様について挿絵付きで掲載されている。
　　　昔話は翁の昔話『小坂の大火』を掲載。

サイズ	Ｂ５	小冊子
ページ数	２０ページ	表紙を含まず
発行部数	約４００部	小坂全戸配布

　　　２年目もＢ５サイズの小冊子。
　　　表紙は厚紙に変更されている。
　　　昔話は小坂で実際に起こった大火事の様子を取材し祭青年会が一部創作したものを掲載。
　　　祭青年会から小坂の氏子へ向けた『祭』への気持ちが伝わってくる内容。

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★★ 昔話 ★★

平成２年度の氏子のしおりに掲載された昔話です。

　

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★★ 「浦安の舞」の奉納について ★★

　　　　－序に代えて－

　　　　小坂祭青年会では、年々歳々、氏神様・小坂諏訪神社の例大祭が賑々しく斎行されますよう御奉仕申し上げ、
　　　御社頭の愈々のご繁栄を祈念し、奉賛の誠を捧げてまいりました。

　　　　殊に太玉串を前面に奉載した舞台（舞殿の屋台型式のもの）の御巡幸は、祭青年が御奉仕する重要な祭事として
　　　継承されて参りましたが、この祭事は、氏子中の男の子より神子（乗り子）が選ばれ、
　　　祭青年と共に「お囃子」の奏楽奉仕をしながら、氏子中を奉曳されるというものであります。

　　　　ところが近年になって、近隣の神社においては、御輿による御神幸行事が奉仕されるようになり、
　　　氏子中の子供たちがその御奉仕をすることとなりました。特に女の子も御輿の渡御には参加することができ、
　　　祭典奉仕の機会を得ることができるようになりましたことは、極めて好ましいことと思われ、
　　　羨望されるところともなりました。

　　　　そこで、小坂祭青年会では、伝統ある小坂諏訪神社の御祭典を厳修しながらも、氏子中の女の子の御奉仕も
　　　叶えられるような祭典行事を執り行うことはできないかと、その審議検討を重ねてまいりました。
　　　結果、この度神社関係者の御承諾をいただきまして、本年の例大祭より、氏子中の女の子より舞姫を選び、
　　　祭青年（女子青年）と共に「浦安の舞」の奉納行事を神社拝殿において御奉仕申し上げる運びとなりました。

　　　　この浦安の舞は、昭和十五年、紀元二千六百年を奉祝申し上げ、紀元二千六百年奉祝会の制定・多忠朝
　　　作曲振付になるものであり、この年の十一月に斎行されました奉祝祭より、全国津々浦々の御社にて
　　　奉納されるようになったものであります。

　　　　歌詞は昭和天皇の御製

　　　　　　天地の神にぞいのる朝なぎの
　　　　　　　　海のぞごとくに波たたぬ世を

　　　　この歌曲にあわせ、神前神楽として奉納されますこの浦安の舞は、「平和を祈る心の舞」として、
　　　現在も全国の多くの神社において、御奉仕されております。

　　　　本年は、奇しくも紀元（皇紀）二千六百五十年にあたり、また、この十一月には御大礼（即位礼・大嘗祭・大饗の儀式）
　　　が斎行されます。この佳節にあたりまして、鎮守の杜の御社におきましても、故実にもとづく舞台奉曳の祭事と共に、
　　　新たに浦安の舞を御神前に奉納申し上げることができますことは、私ども祭青年にとりましても大きな慶びとなりました。

　　　　昭和の御代を偲び、平成の御代の彌栄と小坂諏訪神社の愈々の御隆昌を心からお祈り申し上げ、
　　　この度の浦安の舞奉納に当たっての御報告並びに御挨拶を申し上げます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　再　拝

　　　　うら安の國ぶりうたふ民の聲四方ににぎはふ君が御代かな
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　－「橿園歌集」－

　　　　平成二年九月吉日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　小坂諏訪神社祭青年会
　　　神社氏子各位

浦安の舞については↓こちら↓からどうぞ。

浦安の舞(女児)